本データベースの概要
この『山本讃七郎写真ガラス乾板データベース』は、明治中期か後期にかけて活躍した営業写真家、山本讃七郎の写真ガラス乾板を整理し公開するものです。当研究所が所蔵する写真ガラス乾板は、山本本人撮影もしくは山本照像館としての撮影によるものと思われます。ここでは、全て山本讃七郎が代表して撮影したものとして扱っています。
その内容は撮影場所によって大きく三つに分けられます。すなわち、(1)北京城内外、(2)雲崗石窟、(3)竜門石窟において、それぞれ撮影された写真です。
撮影された被写体については、以下のようになっています。
(1)の北京城内外において撮影された写真には、日本の横浜写真(*注)のように、北京城内の町並みや主要な建築物を撮影したもの、中国人の風俗を撮影したもの、郊外の名勝旧蹟を写したもの等があります。
(2)と(3)の石窟において撮影された写真は、石窟の全景および個々の石窟やその内部、石仏の全体写真やディティールを写したものがあります。
以上、このデータベースに収録されている写真の具体的な内容については、冊子目録の『東洋学研究情報センター叢刊6 東京大学東洋文化研究所所蔵 古写真資料目録Ⅰ-明治の営業写真家 山本讃七郎写真資料目録その1』
(平勢隆郎・井上直美・河村久仁子編、東京大学東洋文化研究所附属東洋学研究情報センター、2006年発行)をご参照下さい。
検索のコツ
- 探したい被写体が大体見当が付いている場合
(例)北京の故宮の写真を見たい、頤和園の写真を見たい、城壁の写真はあるかな、など。
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「検索項目」の「撮影内容・被写体」の欄に、キーワードとなる言葉を入力して「検索実行」ボタンを押して下さい。
- 全ての写真を一覧したい場合
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「検索対象」の欄に何も書き込まず、「検索実行」ボタンを押して下さい。全ての写真画像の一覧表が見られます。
- 冊子目録『東洋学研究情報センター叢刊6 東京大学東洋文化研究所所蔵 古写真資料目録Ⅰ-明治の営業写真家 山本讃七郎写真資料目録その1』(平勢隆郎・井上直美・河村久仁子編、東京大学東洋文化研究所附属東洋学研究情報センター、2006年発行) より目的の写真の通し番号や乾板整理番号が判明している場合
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「通し番号」の欄や「乾板整理番号」の欄に番号を入力すれば、目的の写真が一枚だけ出てきます。
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