Appendix B. SQLキーワード(予約語)

Table B-1には、標準SQLと PostgreSQL 7.1.3にあるキーワードのすべてのトークンの表があります。 バックグラウンド情報はSection 1.1.1を 参照して下さい。

SQLは予約と非予約 キーワードを区別します。予約語のみが真のキーワードで、識別子として 使用することはできません。非予約語はある特定の環境で特別な意味を 持ち、その他の環境では識別子として使用することができます。 ほとんどの非予約語は、SQLで規定された組み込みのテーブル名と関数名 で、非予約語の本質的な存在意義は、ある状況においては前もって 定義された意味があることを宣言することにあります。

PostgreSQLの構文解析の過程では、少々複雑 になります。複数の異ったトークンのクラスがあり、それらは識別子として 全く使用できないものから、普通の識別子と比較して、パーサ内で特別なス テータスを持たないものまであります。(後者は一般的にはSQLで規定された 関数です)。ほとんどのSQLの予約語は PostgreSQLで完全に予約されていなく、列名 として使用することが可能です。(例: CHECKは予約語であ りますが、SELECT 55 AS CHECK のようにすることが可 能です)。

Table B-1のPostgreSQLの 列では、構文解析がはっきりと理解しているキーワードで、 なおかつ識別子が入る、ほとんど/すべての環境で許可されるものを "非予約語"としています。一方"予約語"と されるものは"AS"列(または、極わずかな環境)で のみ使用できるものを指します。ASトークンは 唯一の例外です。列名として使用できません。一般的な規則として、 表に書かれているキーワードを識別子として含んだコマンドの 正しくない構文解析エラーが表示される場合はその識別子を囲い、 問題が解決するかを確認してみて下さい。

Table B-1を学習する前に、キーワードが PostgreSQL内で予約されていないと言うことは、 その単語の機能が実装されていないということを意味していないことを 理解して下さい。また逆に、キーワードの存在は、その機能を意味するもの でもありません。